MB-6892

マーク5イメージファイルの取り出し方


TOP PAGE

イメージファイルの取り出し方 まとめ

ROMイメージ(ROM1.ROM, ROM2.ROM)

●実機を使用して取り出す

[用意するもの]
実機 + カセットレコーダ あるいは 録音機器(テープは片面10分ぐらい)
※PCのLINE INなどに直接つなぐ場合、録音機器は不要。
PC(サウンド(録音)機能のあるもの)
+長時間録音が可能なソフト
+wavtool (拙作のソフト)

  1. 実機とカセットレコーダを使用してROMイメージをセーブします。

    PCに直接つないでいる場合は、2.の要領で録音ソフトを起動&設定してください。

    • セーブ速度を1200ボーにします。
      初代レベル3は1200ボーに対応していないため、ここは無視してください。
      POKE &HFFD7, 1 : POKE &H011A, &HC0
      
    • セーブします。
      SAVEM"CAS0:ROM1", &HA000, &HFEFF, &HA000
      SAVEM"CAS0:ROM2", &HFFF0, &HFFFF, &HFFF0
      
  2. カセットレコーダや録音機器の場合は、PCにつなぎかえ、長時間録音が可能なソフトを使用してPCに取り込みます。

    録音時の設定はwavファイルで無圧縮PCM、48000Hz、8ビット、1チャンネル(モノラル)にします。ROM1とROM2は別々のファイルで取り込みます。

  3. wavtoolを用いてwavファイルから実ファイルに変換します。

    [その他]→[設定...]で1200Baud(初代レベル3は600Baud)に、また「マシン語のヘッダを取り除く」にチェックを入れておいてください。実ファイル名は、ROM1.BIN、ROM2.BINとします。

  4. ROM1.BIN、ROM2.BINをそれぞれROM1.ROM、ROM2.ROMに名前を変更すれば完成。

※ROM BASICを起動して上記操作を行った場合、ROM1.ROMの$5E80~$5EFFは単密度FD(3インチ)ブート用のコードになります。5インチ2DのFDから起動して上記操作を行った場合、5インチ2Dブート用のコードになります。

●ROMライタなどを使用する場合は、IC2(23128),IC5(2364)のデータをくっつければL3BAS.ROMになります。L3BAS.ROMの$0000~$5EFFがROM1.ROM、末尾16バイトがROM2.ROMとなります。フロッピーディスクを使用する場合はディスクI/FボードにあるEPROM(2716など)からも取り出します。

キャラクタフォントイメージ(FONT.ROM)

●MB-S1から取り出したものがあればより実機らしくなります。取り出し方はこちら

●ROMライタなどを使用する場合は、IC107(2332)から取り出します。直付けなので難しいですけど。

漢字ROMイメージ(KANJI.ROM)

●漢字ROMカードを装着している場合は、以下のツールを使ってカセットレコーダに保存して取り出せます。

mkkanji_l3.zip (12KB)[MD5:70CE614D1757359E92D6589F5B93C8D6]

テープイメージ

L3エミュ付属のwav2aciaを使う。
eMBtoolsを使う。
拙作のwavtoolを使う。

ディスクイメージ

●3インチコンパクトフロッピー (片面単密度(1S))

実機 + カセットレコーダを使用する場合、こちらのツールを使用すればROMイメージを取り出すのと同じ要領でディスクイメージを取り出せます。

3.5インチFDD + ロジック・アナライザを用いてディスクデータを取り出す
この方法ではディスケット&ドライブの分解が必要になるため大変です。

●5インチミニフロッピー (両面倍密度(2D))

実機 + シリアル(RS-232C)インターフェースを使用する場合、こちらのツールを使用してディスクイメージを取り出せます。

AT互換機+5インチFDD (2Dが読めるもの) + Windows95/98/Me の環境があれば、P88EMUのページにあるDITTを使用して取り出すことができます。

NEC PC-9801 + 5インチFDD + MS-DOS の環境があれば、P88SRエミュに付属しているMAKE_HDを使用して取り出すことができます。

ディスクドライブ + KryoFlux で取り出せそうだが不明。

 

 

TOP PAGE