イメージファイルの取り出し方 まとめ
ROMイメージ(ROM1.ROM, ROM2.ROM)
●実機を使用して取り出す
[用意するもの]
実機 + カセットレコーダ あるいは 録音機器(テープは片面10分ぐらい)
※PCのLINE INなどに直接つなぐ場合、録音機器は不要。
PC(サウンド(録音)機能のあるもの)
+長時間録音が可能なソフト
+wavtool (拙作のソフト)
- 実機とカセットレコーダを使用してROMイメージをセーブします。
PCに直接つないでいる場合は、2.の要領で録音ソフトを起動&設定してください。
- セーブ速度を1200ボーにします。
初代レベル3は1200ボーに対応していないため、ここは無視してください。
POKE &HFFD7, 1 : POKE &H011A, &HC0
- セーブします。
SAVEM"CAS0:ROM1", &HA000, &HFEFF, &HA000 SAVEM"CAS0:ROM2", &HFFF0, &HFFFF, &HFFF0
- セーブ速度を1200ボーにします。
- カセットレコーダや録音機器の場合は、PCにつなぎかえ、長時間録音が可能なソフトを使用してPCに取り込みます。
録音時の設定はwavファイルで無圧縮PCM、48000Hz、8ビット、1チャンネル(モノラル)にします。ROM1とROM2は別々のファイルで取り込みます。
- wavtoolを用いてwavファイルから実ファイルに変換します。
[その他]→[設定...]で1200Baud(初代レベル3は600Baud)に、また「マシン語のヘッダを取り除く」にチェックを入れておいてください。実ファイル名は、ROM1.BIN、ROM2.BINとします。
- ROM1.BIN、ROM2.BINをそれぞれROM1.ROM、ROM2.ROMに名前を変更すれば完成。
※ROM BASICを起動して上記操作を行った場合、ROM1.ROMの$5E80~$5EFFは単密度FD(3インチ)ブート用のコードになります。5インチ2DのFDから起動して上記操作を行った場合、5インチ2Dブート用のコードになります。
●ROMライタなどを使用する場合は、IC2(23128),IC5(2364)のデータをくっつければL3BAS.ROMになります。L3BAS.ROMの$0000~$5EFFがROM1.ROM、末尾16バイトがROM2.ROMとなります。フロッピーディスクを使用する場合はディスクI/FボードにあるEPROM(2716など)からも取り出します。
キャラクタフォントイメージ(FONT.ROM)
●MB-S1から取り出したものがあればより実機らしくなります。取り出し方はこちら
●ROMライタなどを使用する場合は、IC107(2332)から取り出します。直付けなので難しいですけど。
漢字ROMイメージ(KANJI.ROM)
●漢字ROMカードを装着している場合は、以下のツールを使ってカセットレコーダに保存して取り出せます。
mkkanji_l3.zip (12KB)[MD5:70CE614D1757359E92D6589F5B93C8D6]
テープイメージ
L3エミュ付属のwav2aciaを使う。
eMBtoolsを使う。
拙作のwavtoolを使う。
ディスクイメージ
●3インチコンパクトフロッピー (片面単密度(1S))
実機 + カセットレコーダを使用する場合、こちらのツールを使用すればROMイメージを取り出すのと同じ要領でディスクイメージを取り出せます。
3.5インチFDD + ロジック・アナライザを用いてディスクデータを取り出す
この方法ではディスケット&ドライブの分解が必要になるため大変です。
●5インチミニフロッピー (両面倍密度(2D))
実機 + シリアル(RS-232C)インターフェースを使用する場合、こちらのツールを使用してディスクイメージを取り出せます。
AT互換機+5インチFDD (2Dが読めるもの) + Windows95/98/Me の環境があれば、P88EMUのページにあるDITTを使用して取り出すことができます。
NEC PC-9801 + 5インチFDD + MS-DOS の環境があれば、P88SRエミュに付属しているMAKE_HDを使用して取り出すことができます。
ディスクドライブ + KryoFlux で取り出せそうだが不明。