イメージファイルの取り出し方
ROMイメージ
●実機を使用して取り出す
[用意するもの]
・実機
+ カセットレコーダ あるいは 録音機器(テープは片面30分ぐらい)
※PCのLINE INなどに直接つなぐ場合、録音機器は不要。
・PC(サウンド(録音)機能のあるもの)
+ 長時間録音が可能なソフト
+ wavtool (拙作のソフト)
- 実機とカセットレコーダを使用してROMイメージをセーブします。
PCに直接つないでいる場合は、2.の要領で録音ソフトを起動&設定してください。
- セーブ速度を2400ボーにします。
- アドレスマッピングでS1 ROM BASICのある領域(前半部分)を指定します。
- 同様にS1 ROM BASICのある領域(後半部分)を指定します。
- 同様にL3 ROM BASICのある領域を指定します。
- 同様にフォントROMのある領域を指定します。
- 同様に漢字辞書ROMのある領域を指定します。(搭載機種のみ)
MOTOR OFF,2
MON *X 0=BF 1=BF 2=BF 3=BF 4=BF 5=BF 6=BF 7=BF 8=BF ... F=EF E0 E1 E2 E3 E4 E5 E6 E7 ←(入力する) 0=E0 1=E1 2=E2 3=E3 4=E4 5=E5 6=E6 7=E7 8=BF ... F=EF *Q
セーブします。
SAVEM"CAS0:S1BAS1", &H0000, &H7FFF, &H0000
MON *X 0=E0 1=E1 2=E2 3=E3 4=E4 5=E5 6=E6 7=E7 8=BF ... F=EF E8 E9 EA EB EC ED EE EF ←(入力する) 0=E8 1=E9 2=EA 3=EB 4=EC 5=ED 6=EE 7=EF 8=BF ... F=EF *Q
セーブします。
SAVEM"CAS0:S1ROM2", &H0000, &H7DFF, &H0000 SAVEM"CAS0:S1ROMI", &H7FF0, &H7FFF, &H7FF0
MON *X 0=E8 1=E9 2=EA 3=EB 4=EC 5=ED 6=EE 7=EF 8=BF ... F=EF FA FB FC FD FE FF ←(入力する) 0=FA 1=FB 2=FC 3=FD 4=FE 5=FF 6=EE 7=EF 8=BF ... F=EF *Q
セーブします。
SAVEM"CAS0:ROM1", &H0000, &H5EFF, &H0000 SAVEM"CAS0:ROM2", &H5FF0, &H5FFF, &H5FF0
MON *X 0=FA 1=FB 2=FC 3=FD 4=FE 5=FF 6=EE 7=EF 8=BF ... F=EF BD ←(入力する) 0=BD 1=FB 2=FC 3=FD 4=FE 5=FF 6=EE 7=EF 8=BF ... F=EF *Q
セーブします。
POKE &HFFEA,7 SAVEM"CAS0:FONT", &H0000, &H0FFF, &H0000
MON *X 0=FA 1=FB 2=FC 3=FD 4=FE 5=FF 6=EE 7=EF 8=BF ... F=EF D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 ←(入力する) 0=D0 1=D1 2=D2 3=D3 4=D4 5=D5 6=D6 7=D7 8=BF ... F=EF *Q
セーブします。
SAVEM"CAS0:S1DIC", &H0000, &H7FFF, &H0000
- カセットレコーダをPCにつなぎかえ、長時間録音が可能なソフトを使用してPCに取り込みます。録音時の設定はwavファイルで無圧縮PCM、48000Hz、8ビット、1チャンネル(モノラル)にします。
それぞれを別々のファイルで取り込みます。 - wavtoolを用いてwavファイルから実ファイルに変換します。
[その他]→[設定...]で2400Baudに、また「マシン語のヘッダを取り除く」にチェックを入れておいてください。
実ファイル名はSAVEM時のファイル名に拡張子".ROM"をつける。
●ROMライタなどを使用する場合、
・IC64(HN613256)→S1BAS1.ROM
・IC53(HN613256)→S1BAS2.ROM
・IC69(HN613256)→前半4KBは不要、中間4KBがFONT.ROM、末尾24KBがL3BAS.ROM
・IC27(HN61364)→S1FONT.ROM
漢字ROMイメージ(KANJI.ROM)
●以下のツールを使ってカセットレコーダに保存して取り出せます。
mkkanji_s1.zip (11KB)
[MD5:f7fdba175e3cc28dc048289d7a560cac]
通信カード(MPC-CM01)
通信用ソフトが起動したら14 BASICを選んでBASICを起動します。その後「実機を使用して取り出す」と同じ要領で取り出します。
●通信用ソフトが入ったROM(MPC-CM01.ROM)
以下のように太字部分を入力します。
MOTOR OFF,2 Ready POKE &HFF77,1 Ready MON *X 0=BF 1=BF 2=BF 3=BF 4=BF 5=BF 6=BF 7=BF 8=BF ... F=EF C0 C1 C2 C3 C4 C5 C6 E2 0=C0 1=C1 2=C2 3=C3 4=C4 5=C5 6=C6 7=E2 8=BF ... F=EF *M 2000 2000 58 49 58 49 58 49 39 34 - .... 0 2000 58 49 58 49 58 49 39 34 - .... *Q Ready SAVEM"MPC-CM01",&H0000,&H7FFF,&H0000
●設定情報が入ったEEPROM(mpc-cm01.eeprom)
以下のように太字部分を入力します。
MOTOR OFF,2 Ready POKE &HFF77,1 Ready MON *X 0=BF 1=BF 2=BF 3=BF 4=BF 5=BF 6=BF 7=BF 8=BF ... F=EF C0 C1 C7 0=C0 1=C1 2=C7 3=BF 4=BF 5=BF 6=BF 7=BF 8=BF ... F=EF *M 0000 0000 B0 8D B0 D9 B1 B1 B1 0F - .... 0 0000 B0 8D B0 D9 B1 B1 B1 0F - .... *Q Ready SAVEM"CM01EEP1",&H2000,&H2FFF,&H2000 Ready POKE &H1000,0 Ready SAVEM"CM01EEP2",&H2000,&H2FFF,&H2000 Ready
テープイメージ
L3エミュ付属のwav2aciaを使う。
eMBtoolsを使う。
拙作のwavtoolを使う。
ディスクイメージ
●5インチミニフロッピー
実機 + シリアル(RS-232C)インターフェースを使用する場合、こちらのツールを使用してディスクイメージを取り出せます。
AT互換機+5インチFDD (2Dが読めるもの) + Windows95/98/Me の環境があれば、P88EMUのページにあるDITTを使用して取り出すことができます。
NEC PC-9801 + 5インチFDD + MS-DOS の環境があれば、P88SRエミュに付属しているMAKE_HDを使用して取り出すことができます。
ディスクドライブ + KryoFlux で取り出せそうだが不明。
参考文献: Club09氏のMB-S1エミュWiki