FreeBSD(98) Upgrade Memo

最終更新日 1998-05-03

今回は、PC-9801BXにすでに入っているFreeBSD(98) 2.2.1R-RELEASEを2.2.6-Rev02にアップグレードしたときのメモです。メモ程度の説明しかしてないので分かりにくいところが多いと思いますが…。

  1. 現在のシステム構成を控える

    現在入っている FreeBSD(98) を起動し、ファイルシステムの構成やIPアドレスなどを控えておきます。
    デバイス名マウントポイント備考
    /dev/wd0s1/dos/aIDE HDD #0, MSDOS(FAT16)
    /dev/sd0s1/dos/bSCSI HDD #0, MSDOS(FAT16)
    /dev/sd1s1/dos/cSCSI HDD #1, MSDOS(FAT16)
    /dev/sd1s2a/SCSI HDD #1, UFS
    /dev/sd1s2bswapSCSI HDD #1, UFS
    /dev/sd1s2e/varSCSI HDD #1, UFS
    /dev/sd1s2f/usrSCSI HDD #1, UFS
    /dev/sd1s2g/homeSCSI HDD #1, UFS
    /dev/od0/moSCSI MO #2

  2. アーカイブの入手

    まずは、FreeBSDのアーカイブを入手します。ftpまたはCD-ROMなどで入手できます。 今回はftpで入手しました。インストールに最低限必要なものは2.2.6-RELEASEのbin内全て、src内のssys.*、さらにPC-98x1で動かすためのパッチ2.2.6-R02.tar.gzです。

  3. アーカイブを展開

    PC-9801BXにはCD-ROMドライブがないため、入手したアーカイブをDOS領域に展開します。今回はCドライブ(デバイス名は/dev/sd1s1)に入れます。
    まず、DOS領域に\freebsdディレクトリを作成。次に、ftpで入手したbin,srcディレクトリをコピーします。この時ロングファイル名にこだわらなくてもかまいません。
    さらに、2.2.6-R02.tar.gzを展開しなければなりません。今回はWindows用のソフトWinZipを使用して、\freebsdの下に展開します。

  4. ブートフロッピーの作成

    \freebsd\floppy98の中にあるboot.flpを、\freebsd\tools98の中にあるrawrite.exeを使ってフロッピーディスクに書き込みます。
    フロッピーディスクはあらかじめ、format /5 でフォーマットしておきます。
    もし、ATAPIのCD-ROMドライブからのインストール、2台目以降のIDE HDDにインストール する場合などは、別のboot.flpを使用します。(\freebsd\98readme\install.txtを参照)

  5. フロッピーから起動

    フロッピーを入れ、再起動します。画面に boot: が表示されたら -c と入力します。するとUserConfigモードになるので、各設定を行います。プロンプトが表示される場合は、visual と入力しビジュアルモードにします。
    不要なデバイスはDELキーで削除します。特に、ネットワークデバイスは必要なものだけにしておかないと起動しません。

  6. インストール画面が表示されたら

    インストール画面が表示されたら、アップグレードを選択します。 恐ろしげなメッセージがでますが、そのまま進めます。

    1. インストールするパッケージを選択します。 ここでは、bin,98bin,srcのsys,src98を選択します。

    2. 現在あるパーティションのマウントポイントを決定します。マウントポイントは事前に df で調べておきます。ここで、ファイルシステムは初期化(newfs)しないように。

    3. インストール元のデバイスを決定します。DOS領域からのインストールを選択します。今回のデバイス名は/dev/sd1s1です。

    /etcにあるファイルのいくつかは新しいものに置き換わります。以前のものは/usr/tmp/etcに移されます。

    途中で/etc/rc.confがない旨のメッセージが出ます。これは、再起動後に再度設定を行うことになります。

    インストールが終了したら、再起動します。

  7. 再起動後のメンテナンス

    再起動を行うと、いくつか警告が出ますが、とりあえず無視します。
    起動したらrootでログインし、インストーラを起動します。

    set term=cons25w ; /stand/sysinstall

    ホスト名などの情報は2.2.1ではsysconfigに収められていましたが、2.2.2以降rc.confになったため以前の情報が反映されません。なので、ここで再度設定を行います。

    また、ルートディレクトリのデバイス名が変更されてますので、/etc/fstabファイルの/dev/sd1aを/dev/sd1s2aに変更します。

  8. カーネルの再構築

    このままでも動作はしますが、メモリは8MBしか認識しないし、動作も少々遅いので、カーネルを再構築することにします。

    /usr/src/sys/pc98/conf内にGENERIC98ファイルがありますので、これを適当な名前でコピーします。今回はPC9801BXにします。

    cp -p GENERIC98 PC9801BX

    次にPC9801BXを変更します。詳細はこちら

    変更が終わればPC9801BXにエラーがないかチェックします。

    config PC9801BX

    エラーがなければ実際に構築作業に入ります。ここで、シングルユーザになってない場合はシングルユーザになったほうがいいでしょう。

    cd ../../compile/PC9801BX
    make depend; make
    だいたい30分ぐらいで構築終了。カーネルをルートディレクトリにインストールします。
    make install
    ここで再起動をおこないます。

  9. はたして起動するか

    boot: がでたら -c を入力してUserConfigを行います。ここで起動できればインストールはひとまず完了。


戻る