その他補足
○ ディスクイメージについて
d88ファイル形式以外のファイルは動作確認していません。
【3インチコンパクトフロッピーディスク】
ディスクイメージは片面単密度(1S) x 2となりますが、両面倍密度(2D)であれば使用出来ます。パラメータとしては、
40シリンダ(トラック/片面)
2ヘッド
16セクタ/1トラック
128バイト/セクタ ... 256バイトでも使用出来ますが、本ソフトでは128バイトを超えるデータは無視されます。
【5.25インチミニフロッピーディスク(2D)】
ディスクイメージは両面倍密度(2D)となります。
40シリンダ(トラック/片面)
2ヘッド
16セクタ/1トラック片面
256バイト/セクタ
【5.25インチミニフロッピーディスク(2HD)】
ディスクイメージは両面高密度(2HD)となります。
77シリンダ(トラック/片面)
2ヘッド
26セクタ/1トラック片面
256バイト/セクタ
(8インチ2Dと同じパラメータ)
○ カセットテープイメージについて
-
wavファイル
音声データです。無圧縮PCM、11025/22050/44100/48000Hz、8/16bitに対応。
-
l3cファイル
音声データを4800Hzで区切り、HighLevelなら"1"、LowLevelなら"0"としたもの。
1200Hzなら"1100"(または"0011")
2400Hzなら"1010"(または"0101")
となります。
この形式はテキストファイルで"0"と"1"で表現します。
-
l3bファイル
シリアルデータです。
一般的にシリアルデータは、スタートビット("0") + 8データビット + 2ストップビット("11")で表現されます。
この形式はテキストファイルで"0"と"1"で表現します。
-
l3ファイル
テープイメージです。シリアルデータからスタートビット、ストップビットを除いたデータになります。
テープイメージには、SAVE時に指定したファイル名、チェックサムなどの付加情報が含まれています。
この形式はバイナリファイルです。
-
t9xファイル
eMB-689Xで使用されているテープイメージです。シリアルデータをバイナリ形式で保存したデータになります。
明確な仕様書が無いため暫定対応です。
○ キー入力記録ファイル(l3kファイル)について
このファイルはテキスト形式で記述されています。
記録開始時に、オープンしているファイルがあればそのファイルへのパスも保存します。保存するパスは以下のとおり。
StateFile: ... ステートファイル。再生時に同時に読み込みます。
TapeFile: ... テープイメージ。再生時にオープンします。
TapeType: ... "Play" or "Rec"を指定。
Disk0File: ... FDD0のディスクイメージ。再生時にオープンします。
Disk1File: ... FDD1のディスクイメージ。再生時にオープンします。
Disk2File: ... FDD2のディスクイメージ。再生時にオープンします。
Disk3File: ... FDD3のディスクイメージ。再生時にオープンします。
○ マウスについて
マウス機能を有効にするとOSのマウスカーソルの位置が画面中央に固定されます。
本ソフト以外のアプリケーションを使用する場合は、Alt + Ctrl でマウス機能を無効にしてください。また、ポーズ中は一時的にマウス機能が無効になります。
○ ジョイスティック
USB接続もので動作確認しています。
本ソフト起動中にジョイスティックを抜き差しした場合は、一度、キー割り当てダイアログで入力可能かを確認してください。
※本ソフトではPSGの汎用ポートに接続するジョイスティックのエミュレートには対応していません。
○ 漢字ROM
Windows版:toolフォルダにあるkanji.exeは「MS ゴシック」を使用して擬似ROMイメージを作成します。
MacOSX版:toolフォルダにあるmkkanjiは指定したフォントを使用して擬似ROMイメージを作成します。詳細はtoolフォルダにあるreadme.txtを参照してください。
○ LEDインジケータ
左から、
・CapsONで点灯
・カタカナ/ひらがな選択時点灯
・カセットテープ(再生時、再生セット時、録音時、録音セット時にそれぞれ点灯)
・カセットテープのカウンタ
・FDDタイプ(3...3インチ選択時点灯、5...5インチ2D選択時点灯、5H...5インチ2HD 選択時点灯)
・FDD0~3(アクセス時LED点灯、マウント時に数字が点灯)
・システムモードAB
・CPUクロック(2MHz,1MHz)
・システム/ユーザモード
となります。
カセットテープのカウンタ値は、同じプログラムでもテープイメージの形式で変わります。
システムモードAB、CPUクロック(2MHz,1MHz)、システム/ユーザモードは、IOポート$FFEBの値となります。